私、今では世捨て人のごとく気力のない人生を送っておりますが、20代の頃は自己啓発本とかを読んでワクワクしていたものです。

だから、主に20代の若者に向かって言いたいのですが、成功哲学は鵜呑みにするな!見極めが必要だ!って。

私が成功者じゃないことはお分かりいただけると思うのですが、そんな私も(残念ながら)若い時分には自己啓発本を読んでいた時期があるのです。

「七つの習慣」がめっちゃワクワクしましたね。
デール・カーネギーとか、ナポレオン・ヒルとかも読んだ。
しかし、この現状ですよ。さほどの効果はないですよ。

でも最近になって分かったことがあって、それは「自分と同じタイプの人の成功哲学を参考にすべきだ。」ってこと。

この世界には誰一人として同じ人はいないのですが、モチベーションが同じタイプの人はいる。
勝ちたいタイプ、人から好かれたいタイプ、楽しみたいタイプ、極めたいタイプ、知りたいタイプなどなど。
人の心は可視化されないから分からんけど、みんなが同じような欲求を持っていると思いきや、強弱が全然違うようですよ。

私は「勝ちたい欲求」や「人に好かれたい欲求」が薄いのですが、世の中には断然勝ちたい人がいて『何でそんなに真剣なん?』とか、好かれたい人がいて『何でそんなに媚びれるん?』って思ったりします。
逆に私は「自分らしく生きたい」という欲求が強いので、『何でそんな変なことに夢中になれるん?』って思われることが多い。
こんな風に人によってモチベーションの燃える部分が違うのです。

だからね、成功哲学が書いてある本や記事、タイムラインに現れる一文なんかも傾向が違う。
「人に好かれたい人」の成功哲学は「人が喜ぶことをしよう。感動させよう。」みたいなことが書いてある。
「勝ちたい人」の成功哲学には「自分の得意なことをしよう。勝てることをしよう。」みたいなことが書いてある。

そもそも欲求が違いますので、別タイプの人の意見は参考にならんのですよ。
私にとっては人に好かれるのも人に勝つのもつまらんのですよ。
自分の想い描いたことが現実になるのがめちゃめちゃおもろい。「自分のやりたいことをとことんやれ。」みたいなタイプが私には向いている。

具体的に言うと、Appleのスティーブ・ジョブズ氏は勝ちたいタイプの人やと思うのでその生き方は参考にならない。しかしウォズニアック氏はやりたいことをやるタイプのようで、その生き方の方が参考になる。

成功哲学を鵜呑みにする前に発した人の動機を見極めるべきなのです。

さらに気をつけないといけないのは、憧れる気持ちですね。
人は自分にないものを持っている人に憧れてしまう。
だから自分とは違うタイプの人に憧れてしまう。
そういう人は自分と動機が違うことが多いし、生き方を真似すると痛い目に遭います。
私はロジカルシンキングに憧れてしまうのですが、自己満足なタイプなのでクールになりきれないのですよ。

自分は何を動機にして動くタイプか?
同じタイプの成功者は誰か?
そういう視点を持って、成功哲学を信じましょう。

以上、20代の若者に向かって言いたいことでした。
若者よ大志を抱け。そして挫折せよ。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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