『もう歳だなぁ』と感ずることは様々あります。疲れやすかったり、ワクワクしなかったり、目の前の女性とは話が合わないだろうと引いてしまったり。
そんな中で、さらに歳を感じることを始めました。

きゅうり栽培です。

めんどくさい

こないだブログに書きましたがぬか床を保有することにしました。きゅうりを入れとくとぬか漬けにしてくれます。
酵母や乳酸菌とともに生きることによって寂しさを紛らわしています。
しかし、きゅうりを買いに行くのがめんどくさい。
1日1本食べるとして3日で3本のきゅうりが必要になる。

『ベランダで採れたらいいのになぁ。』って夢想します。

きゅうりの苗

苗を買ってきた。

きゅうりの苗

ベランダにはほったらかしにしてあったプランターや土がある。
いつも掃除をサボりがちですので、5年くらい手を付けてない場所が家の要所要所にあるのだ。見て見ぬふりをしつづけている。
『こんな古い土に植えて大丈夫か?』って心配しながらとりあえず植える。
きゅうりの苗を植えるには時期がやや遅いみたい。いつも私は動きが遅い。

きゅうり栽培

よく育っている苗を買いましたが、茎が太い苗がいい苗なんじゃないですかね。

苗を植えた記念に笛を吹きました。
いえ、嘘です、苗と笛が似ているなぁと感じただけです。

水やり

苗を買ってきて植えるのはいつだってできるのだ、問題は『毎日水をやれるんか?』ってところ。
サボるとすぐに枯れてしまうぞ。

これまでは植物の世話をする時間なんてないと思っていた。
他にやりたいこと、やるべきことがたくさんある。
家庭菜園なんて年寄りくさいと思っていた。若者のやることではない。

でも、できちゃうんですよねぇ。
毎日水道の水を汲み、ジョウロでプランターに流し込む。
地味だ。
しかし、それができてしまう。

これは若者時代の終焉を意味しているのではないでしょうか。

地味

苗だけではなく、種も買ってきて植えてみました。
芽が出てきたのでワクワクしているところです。
地味なワクワク感。

きゅうりの双葉と本葉

日々どれだけ育っているかが楽しみなのです、私が設置したネットにつるを伸ばして巻き付いてくれているとすごく嬉しくなってしまう。
なんという地味な喜びでしょうか。

きゅうりのツル

私の若さはどこへいってしまったのでしょうか。

中年

一般的に青年期は15歳~29歳。その後、壮年期が30~44歳と言われています。

私は気力も体力も充実している壮年期のはずですが、早くも中年に突入しているのかもしれません。
妻子のある状態でこの落ち着いた時期を迎えたかったなぁ。酵母と乳酸菌ではなぁ。

きゅうりは育つが、人生は枯れつつある。
せめてきゅうりだけはすくすくと育ってほしいです。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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