黙々と作業をして何かを作るのは好きなのですが、こうも暑いと姿勢をキープするだけで消耗してしまう。
汗だくになりながらわらじを編みました。
大事な盆踊りアイテムの一つだからです。
盆踊りの履物
盆踊りのシーズンが本格始動してまいりました。
ところで、盆踊りに最適な履物って何か知っていますか?
実は正解はないです。
そもそも盆踊りにも色々ありますからねぇ。
岐阜県の郡上おどりで言うと下駄が正解ですが、滋賀や京都の江州音頭は草履で踊る人が多いというくらいで特に決まりはない。
下駄、草履、雪駄、地下足袋、スニーカーなど好きに履いていけば良いのです。
私の場合は下駄がカッコいいと思っています。ちょっと背が高くなるし、踊りがダイナミックになるような気がする。
しかし、下駄が禁止の踊り会があったのです。
江州音頭京都大会
それは2017年の8月のこと、「江州音頭フェスティバルin京都大会」というのがありまして、会場がみやこめっせだったので、床を傷つけないようにと下駄が禁止だった。
それに参加するためにわざわざ草履を買うのも嫌だなぁと思ったので、自分でわらじを編んだのです。
そうそう、あれは台風の日だった。
家に藁がある時点で不思議なんでしょうけど、あるんですよねぇ。
だからネットで作り方を調べて制作したのです。
そして会の当日、わらじで踊る人はスゴくレアで、履いている人は他に誰もいない。
私はすごいインパクトを残したようです。
そのせいで「わらじ」というあだ名がついてしまいそうになった。
『ちょっと待ってくれ、せめて和風の人名にしてくれ。』と思いましたので、自ら「わらじろう」を名乗ることになりました。
わらじろうの誕生秘話です。
アイデンティティ
それ以来、『わらじろうやから、わらじ履かなあかんよなぁ』なんていうプレッシャーを感じつつ、わらじを履いたり下駄を履いたりしておったのですが、徐々にわらじも下駄も傷んできたのです。
下駄の方は買い替えたのですが、わらじは手作りなのでポチッと買うわけにもいかず、作らないといけない。
わらじがないとわらじろうのアイデンティティが保てない。
そして、重い腰を上げました。
(左右に腰をくねらすのは得意なのですが、上げる時は重いのです。)
暑い
京都は38℃くらいになっているようです、家の中は34℃くらい。
うちにはエアコンがないんですよねー、貧乏なので買えないのです。
まぁ、お金があっても買いませんけど。すべてはワイルドのためです。
そんな環境で、座って作業しましたけど、汗が滝のように出てきます。
当然パンイチなんですけど、パンツが水没したかのようでした。
汗をかきながらせっせとわらじを編むのです。
休日に一人、わらじを編むって・・・。
日本昔ばなしなら夜中にお地蔵さんが来てくれるような状況ですね。
作り方忘れた
去年のことなので作り方は当然忘れています。
同じサイトと動画を参考にしました。
ただ、経験があるので改良を加えました。
サイドに二つづつ輪を作ったのが大きな違いです。
鼻緒の部分も変えてあります。
細かいので誰にも理解してもらえないでしょうけど、めっちゃ踊れると思いますね、これは。
憔悴
暑いので憔悴しました。
予備にもう1足作りたかったのですが、無理でした。
もう本当に夜中にお地蔵さんが現れてhappyにして欲しいですね。
もしくは水辺を散歩していると、水浴びをしている美女を発見して、その脱いである服をパクって天に帰れなくして、そのまま結婚したいなぁと思います。
あらまぁ、暑さで脳がやられてしまったのでしょうか、お尻を出して踊っています。
お尻を出した子、一等賞!
めでたしめでたし。
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