今日は「ホルモー六景」について書きます。
先日、鴨川ホルモーは面白いと書きましたが、そのスピンオフ作品がホルモー六景なのです。古本で一緒に買いました。
続編なのかな?って期待して読んだのですが、違います。スピンオフです。
鴨川ホルモーの舞台裏というか、同時進行の物語や、過去やちょっと先のことについての物語がオムニバスで6作品あります。
本編のような面白さはないのですが、ギミックが効いてて良いです。本編を読んだ後では得した気分にはなります。
基本的には恋愛ドリブンで、好きだの、別れただのの話ばかりなのですけれど、風流な文章と、歴史上の人物を匂わせるストーリーと、ギミックで面白く読めました。上手いと思いました。
個人的には4話目がかなり好きでした。本編に上手く絡んでいるし、何か今後の展開がありそうで面白かったです。同志社大学が舞台になります。
私も小説を書いている訳ですが、上手な文章が書けないのです。格好いい比喩表現ができない。ぜんぜん頭が回らないんですよね。長らくブログを書いているので新聞のような表現を好んでしまう。とにかく短く伝わるストレートな文章。これって文学的ではないのです。シナリオ的だったり、戯曲的だったりします。
比喩表現などはすぐには身につかない。とても時間がかかる。だからギミックでなんとかやりくりするのが向いているのかなぁと思うので、本作は参考になりました。
しかし、万城目学さんは京都大学出身だからなぁ。ギミックもキレてるんだよなぁ。私は高卒ですから、そんなに上手いこといかないだろうなぁ。
とまぁ、いつも通りネガティブです。
ギミック、ギミック、面白ギミック、欲しいよう。
美しい表現よりも、ドタバタさせる方が向いていると思うので、そっち方面で頑張りたいと思いました。
鴨川ホルモーを読んだ際には、ホルモー六景も読むと良いです。損はないです。
以上です。
(14分)
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