今日は小屋暮らしについて書きます。

私は半年前までは小屋暮らしをしていました。現状は職場で寝ることが多く2拠点生活以下になっています。
これは、通勤時間の2時間がもったいないなぁと思ったからであり、小説の執筆を優先したからでもあります。
今は梅雨入りしたため、雨を避け、小屋に帰るのは控えています。危ないから。

小屋暮らしをしているとは言いにくい私ですが、小屋暮らしをする前までは、小屋暮らしによって、なにか人の役に立てるんじゃないかと思っていました。
1つは、家がなくなっても生きていけるというロールモデルを作ろうと思っていた。多くの人は「お金がないと生きていけない」と言うのですが、極限まで自力でやったらどこまでできるのかの実験をしてみたのです。
しかしロールモデルになる前に、「これは、自分じゃないとできない生活だな」と気づきました。
不屈の精神というよりは、不便さを喜べる精神というか、不便さが便利になっていく向上心というかが必要。
あとは、体力や基礎的なアウトドアスキル、知識なども相当必要で、多くの人は真似できないと思います。
たぶん、小屋を建てられる時点で構造化の能力が高いんだろうと思う。
誰にもオススメできないし、オススメしてはいけない。「小屋ぐらしはやめておけ」って言います。

もう1つ、誰かの役に立てるかと思っていた点はアウトドア遊びの拠点にできるのじゃないかと。しかし、過酷さもあるし、コロナでもあるし、人を呼んでワイワイする機会が消失してしまった。

ですから、誰かの役に立つのではないかと思っていたのだけれど、本当に役に立っていない2年間を過ごしています。
大人として大丈夫なのか?

まぁ、副産物としては、クロールができるようになったり、小説を書くようになったりはしましたけれど、副産物すぎる。
小屋やナゾノトチが誰かの役に立って欲しい。
そう言えば、調理場を自分の手で作って、飲食店許可を得るという副産物もあったけど、それはまた別の話だ。

誰かから「小屋を建てて生きてる人がいるなんて、勇気づけられます」なんてことを言われたい。しかし、きっとまだ誰の勇気にもなっていない。

どうしたらいいんでしょうかね?

生きる力を学びたい人はいないのか?

もしかしたら、これからの人物なのかもしれません。
これから、災害が多くなったり、温室効果ガス削減が緊急課題になったり、外国から資源が買えなくなった時の生きる術を知っているのが私なのかもしれない。

いつかそんな時代が来た時に役に立つのかもしれません。

それまでは寝とこう。

以上です。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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