今日は「好きなモノを語ること」について書きたいです。

甲賀市に行ってきた。滋賀県南部の市です。コウガと呼ばれることもあるけど、コウカが一応は決まった名称。
甲賀市のイメージは忍者だと思うけど、陶器で有名な信楽や、東海道の一つでもある水口がある。

お米を仕入れようと思ったのです。ツテがあったから。
農家さんに電話してみたら、「こしひかり、ミルキークイーン、キヌヒカリ、きぬむすめ、みずかがみ」そんな名前が出てきて、多すぎて私は困惑したのです。
できればむすめがいい、娘はだいたい大好きだ。モーニング娘もいいし、最近のウマ娘は知らないけれど、箱入り娘とかもいいし、わっかい娘がウッフンとかもいい。
なんてことを言う余地はなく、
「一度、伺ってみます」
そう答えたけど、ああ面倒くさいなぁ、とも思った。

土曜日、その方に会いに行きました。現在55歳とおっしゃってたように記憶しています。
聞いてもいない話をよく喋る方でした。
友達はあんな農業で……、息子はこんなふうにしてて……、娘は今こんなところで農業の修行をしてて……。
私はお米の話をいつ切り出せばよいのだろうか? って、頭に浮かびながら話を聞いていたのですけれど、楽しそうだったんですよね、語り口調が。
1億円の借金をして直売所兼レストランを建てた、とかって、いいですよね。チャレンジングで。

こんな風に自分の仕事を楽しそうに語らなきゃいけないし、語れる仕事を選ぶのが大事だなぁって、その方に接して実感しました。

以前ちょっとだけ観光の仕事をしていた時、お世話になった方に「30分以上は語れるようにならないといけない」とおっしゃっていた。これは雑談ではなく、講演とかそういう話ですけどね。

私は何について語れるのだろうか?
そういう仕事を選んでいるのだろうか?

京都の盆踊りについては大いに語れます。
あとは、フォークダンスの魅力についても語れます。
小屋暮らしについてはきちんとまとめて語れるようにならなきゃなぁと思います。
上記は私の仕事とは乖離しているのが、虚しいところですね。

楽しく語れるようなものが自分の仕事になれば良いのになぁと強く思うところです。

とにかく、農業について楽しく語れる人に勇気づけられました。

ちなみにコシヒカリを食べてみましたけど、とても美味しかったです。さっさと仕入れてしまおうかな。
きぬむすめはまだ食べていません。

以上です。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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