オリンピックで盛り上がる場所が存在する一方で、まん延防止ナンタラが発令される。
どうなっとんねん!
な、ん、か、い、め!

もう憂鬱。人を集めてワイワイやりたいのに。
そうやって仕事したいのに。
もう嫌だ。
もう疲れたよ。
蔓延防止措置よりも、安楽死の合法化を願いたい。
「サヨナラ」

そんな精神状況に陥っていたのですが、とてもありがたいことがあった。

カヤックをもらった。

まず、カヤックというのは、面白法人カヤックのことではなく、水に浮かべる方のカヤックです。

これは分かるけど、カヌーとカヤックの違いは分かりにくい。

この答えは、曖昧なようですね。
ソーセージとウインナーの違いみたいな感じ。

ディズニーランドにあるのがカヌーで、小型のすぽっと入り込むカヌーをカヤックと言うみたいです。
知らんけど。

とにかく私がもらったのはカヤックです。

最近の私はそこそこ不調です。
今年の上半期にプレッシャーを味わい、ストレスを感じることが多かった。
自分で設けた課題にやられた。

頑張るのは大事だが、一時的に頑張ってなんとかするのは長期的には弱い。
病むと回復に時間がかかる。
フォームを整えて、マイペースで進まないと長期戦には勝てないようだ。

と、こういう反省ばかりの日々を過ごしていて、あんまり遊ぶ気力が湧いてこない。
琵琶湖に行く気にならない。

ところが、突然、親戚から連絡があった。
「プレゼントがあるけど小屋にいる?」
「最近は小屋にいませんが、合わせますよ」

今日、小屋で待っていると、親戚が現れた。青い車の上にカヤックが載っている。
琵琶湖で遊ぶついでに小屋に寄ったんだなぁ、と思った。
しかし到着そうそう、
「これをあげようと思ってね」
とカヤックを指すのである。
驚きすぎて、返事に困った。

日常生活を生きている上で、カヤックは必要ない。
火薬もあまり必要ない。
蚊帳はちょっと欲しい。
コニャックは飲んだことない。
とにかく、私の欲しいものリストに入ってこないのがカヤックである。

しかしここで「要りません」と言っても、何も話が進まない。
一生懸命にカヤックのある生活を思い浮かべて見たのだが、頭はカラっす。
「あ、、ありがとうございます」
と、口が言った。

そんなわけで、ナゾノトチに運び込みました。
森とカヤック。
とても絵になる。

全長は3.4mありました。

親戚が言うには、このカヤックは由緒正しきカヤックらしい。
「織田信長が愛用したカヤック」だそうです。
安土城から、坂本城、あるいは長浜城をスイスイと行き来して、更には宇治川を経由し、伏見まで行ったそうだ。
天下統一の裏舞台にカヤックありと謳われた名船とのこと。
8000万円ほどの価値があるらしい。

「すごいですね」
と私は言いました。

とにかく私はカヤックに乗る自分をイメージしてみたんですけど、ナゾノトチから琵琶湖までダッシュで5分なのですけれど、傾斜がかなりきついので、担いで行くのはヤバい。
また、琵琶湖から戻るには15分くらいかかるので、担いで帰るのはもっとヤバい。
「このままでは、ただの置物になってしまいそうだ」
と懸念。
もしかしたら、最近の豪雨災害に際して、カヤックのおかげで一命を取り留める可能性はあると思うけど、ほぼゼロの機会を待つのは嫌だ。

よくよく考えてみると、友人を頼ってなんとかしたら、湖岸沿いに預かってもらえるかもしれない。
そうしたら、琵琶湖の対岸まで行けて面白いかも知れない。
そんな願望が湧いてきた。
頑張ったら、琵琶湖一周もできるかも知れない!
それはスゴイことだ!

それ以降は遊ぶことしか考えられなくなりました。

湖上のカヤック遊びならば、コロナとか蔓延防止とか関係ないのでいっぱい遊べます。
楽しみが増えました。
わーい!
生きる気力が湧くぜー!

知り合いなら自由に使えるようになんとかしようと思いますので、カヤック遊びをしたい人は、ご連絡下さい。
死なないように遊んで、死なないように生きよう。

はやっく、カヤック、乗りたい。

以上です。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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