去年に比べれば、今年はそこそこ元気だ。
去年は足首の靭帯を切ってしまったので、老いが一気にやってきた。
執筆も上手くいかず、一つ仕事を失って、友との交流にも情熱がわかず、閉じていくような日々を過ごしていた。
自然と酒の量も増えていたと思う。

今年は足首の靭帯が治ってきて、自宅での独り酒を禁止にし、酒飲む時間がブログの時間となり、こうして自分を見つめながら生きており、また、ブログに書くネタは何かないかなぁ?と考える時間が新たな企画を思いつく時間となり、人を集めてやりたいことが増えている。
今年は始まったばかりだが、そこそこ元気だ。

だが拙者は42歳で、バカボンのパパの年齢を超え、白髪がチラホラ生え、尿意が急にきたり、柔軟性がなくなったり、お茶を飲んでるだけなのに時間が過ぎ去っていく。まもなく要介護なんじゃないかと思えてくる。
だから、年相応のライフスタイルや趣味を今から準備しておくべきなのかなぁと考える。

畑を始めたりしてるけど、他にもなにかあるかなぁ。
小説を書こうとしてるし、盆踊りや音頭を愛好してるし、ヒゲも生やしているし、脂っこいものを控え、充分にオジサマになってきておる。格好も気にならなくなってきた。
しかし、老いに対応しようなんて思うと、暗澹たる気持ちになるな。
仕事はどうなるのだろうか?
今より動けなくなって、今より楽しいことが味わえるのだろうか?
「石黒さん、石黒さん」「グロさん、グロさん」と若者たちから呼んでもらえるのだろうか?
一緒に遊びたいと思ってもらえるのだろうか?
あの頃は楽しかったな、などと振り返るのは嫌だな。

20代の頃は、いつかスゴクなる、だから今ショボくても大丈夫だと思えていた。未来があった。それだけで無謀になれた。
20代に広げた夢は、叶ったり、叶わなかったり、叶ったと思ったら失ったりして今に至る。
あの頃は馬鹿だったし、今でも阿呆だけど、前よりは知ってることもあるし、感情のコントロールも上手くなったはず。
例えば好きな子を好きだと思ったまま別れて、そのまま好きでい続けて、悲しみを受け入れられたりする。

そうだよな、老いと共に、身につけているものがあるよなぁ。

もちろん今でも未来はあって、叶えたい夢はあるぜ。
トライアスロン完走とか、ツリーハウス作るとか、カフェを開業してもいいし、小説家になってもいい。
権力はいらんし、金も最低限でいいし、身軽なのが一番好き。
とにかく楽しいのがいい。
でも何か、作品か文化は遺したいなぁ。

とまぁ、老いてくるのは自明だが、将来設計するのはやめておこう。
暗澹たる気持ちになるだけだし、設計どおりになるわけないし。
今を充実させ、楽しい春に思いを馳せよう。
春には種を蒔くよ。
ニワトリの孵化にも再挑戦するよ。
人との交流を増やして、楽しんで、にこやかに過ごすよ。
そして何か、作品を作りたくなったらまた頑張る。

以上。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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