確定申告終わりました。
休日を潰して入力作業をし、税務署は近いので本日の朝イチを狙って提出しに行った。
ほとんど待ち時間なく無事ゴール。
職員さんが「お疲れ様でした」と言う。
朝イチでその言葉を聞いた。
お祓いしてもらった気分。
青空がやっと青く見えた。

確定申告って呪いなんだろうなぁ。

拙者は水道料金をギリギリまで滞納してしまうけれど、確定申告だけは毎年期限内にゴールしている。
何らかの恐怖心があるんですよ。
税務署と言う響きが怖い。
濁音から始まるものはだいたい怖い。
ガイコツ、ギロチン、グリズリー、ゲゲゲの鬼太郎、ゴキブリ。
惨殺、自殺、ズタズタ、税務署、ゾンビ。
あー怖い。
水道局なんて全然怖くない。
でも、上下水道局になると、ちょっと怖くなる。
まぁ、とにかく、税務署の確定申告は多くの人にとって怖いのだ。

くーる、きっとくるー、
とばかりに、2月の中旬から、3月15日の提出期限が迫ってくる。
この間のストレスはいかばかり。
ずっと、肩に重荷を背負った気分。
あー、あれをやらなきゃ、あれをやらなきゃって思いつつ、だらだらしてしまい、だいたい3月7日から作業を開始するのである。
呪いの1ヶ月間を過ごすのである。

お寺でも神社でも祓ってもらえなくて、税務署でやっと祓ってもらえるのだ。いや、結果によっては税を払わねばならない。

数字が苦手な人、書類の管理が苦手な人、仕訳の意味が分からない人など色々いて、拙者も苦手というか、なんでこんなことせなあかんねん、と思って、あーくそ生産性ないなぁ、厭だ厭だと処理している。

さらに政府はインボイスなどと言い出して、てめえらザルみたいに税金を垂れ流しやがって! 庶民に細かい事させてんな! 商取引にややこしいものを介入さすな! 織田信長の楽市楽座を見習え! と怒り心頭で、でも何らかの判断と対応が必要で、困惑。

だけれど今日、怒りと困惑と整理と入力の日々が終わった。
呪いが解けた。
わーいと羽を広げている。

確定申告の内容を見てみると、低収入が明らかになり、社会の最底辺に存在することを再認識させられるのだが、
いいんだ、いいんだ、駆け出しの小説家なので貧しくて当然だ。豊かな小説家なんてニセモンだ。貧しくて、貧しくて、だからこそ空想の世界を愉しむのが本物だ。グスン。
こんな風に自分を慰め、上昇志向のないままで生きて行くのだ。

とにかく、水道料金払わなきゃな。

以上。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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