「桜が満開の頃に種を蒔く」
これってすごくロマンティック。
桜の満開を待つ気持ちも、満開の時に巻いた種が育っていく過程も、収穫して食べるのも全部が楽しみ。

春がきたので野菜の種を買ってきた。
土とともに生きようと思うのだ。
芽が出てくること、育つこと、収穫することを愉しもうと思う。
雑草をコントロールし、手入れされた庭をキープしたい。

昨秋、草ボーボーだった庭を草刈りのついでで畑にした。
土を盛り上げ畝にして小松菜の種を撒いたら、市販品みたいには育たなかったものの、何度か食べられた。
畝とその上に整然と並ぶ葉野菜は美しい。
管理が行き届いているの畑は美しいのだ。
だから畑を拡げることにした。

しかし、冬場に育つ野菜はほとんどなく、畑を作るだけで種を撒けない。
正月あたりから春よ来い、春よ来いと心待ちにしていた。

気候が暖かくなってきて、やっとシーズンがやってきたって気持ちで調子に乗って種を買ったら1500円にもなってしまって、これは元がとれなさそうだ。
しかも、野菜が育つことへの執着心はあまりなく、肥料とかやらないだろうし、熱心に植え方などを調べたりもしていない。
全体的に美しい菜園にするのが理想。収穫は二の次。

そんなこんなで、拙者はどうやら農業に向いてないようだ。
作付面積と買う種の計算などできないし、生えてきたやつを育てたらええんやってライオン農法、買った種も適当で、種まきと定植の時期などを考えて準備せねばならぬようだから難しい。
間違っても就農しようなどと思わないでおく。

収穫とかより、ハニーバンタムのロマンティックさに興味を惹かれる。
桜が満開になったら種を蒔く。
物語性があるなぁ。
そんな野菜たちを集めたい。

はやく桜が満開にならないかなぁ。

以上

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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