ゆるゆると仕事をしてなんらかの創作活動をしながら生きていきたいと思っていたけれど、ゆるゆると仕事をし続けて、競争力が保持されるほど世の中は甘くない。
仕事をするなら、勉強したり技術を磨いたり新しい商品を生み出したりして、戦わねばならない。
その点拙者はすごく甘い。

大人は市場と戦って成長すべきだ。
そう思ってはいたのだけれど、実際のところは戦うのを避けて、現状に安住して、結果が全てじゃないよな、などと言い訳してとりあえず生きている。
逃げるのが上手くなってしまった。
拙者はダメな奴だ。

と、いつもの自己憐憫が出てきた。
たぶん、これが良くない。
負け犬キャラで、反省したように見せかけて、実は心を軽くしているだけ。
こういう時に必要なのは反骨精神かと思う。

現在拙者は、小説家になって自分の本が書店に並ぶことを夢見ているんだけど、結局上手くは書けなくて、書き進められもしなくて、ほとんど挫折してる。
さらに、その挫折をブログに書いて、どうせダメな奴だと自己憐憫して、スッキリさせようとしている。
自分を憐れむな!
必要なのは、なにくそ! って気持ちだろ。

拙者は小児喘息で、今でも黄砂の時期や風邪をひいた時などは調子が悪くなるので、幼少期から充分に苦労したんだけれど、同時にしんどそうに振る舞っとけば許される、というのが身に付いている。
ちょっとでもしんどくなったらしんどそうな振りをしてしまう。
たとえば、ランニングをする時など、しかめっ面で走ってしまう。
しんどそうな振りに自分が騙されてしまって、最後まで全力を出しきれなかったりするのだ。

このワラクリにおいても「ダメだったんです、一生懸命やったけどしんどくなってしまったんです、ダメな奴なんです」という記事はかなり多くて、そう表明しておけば、人からの非難も、自己嫌悪も避けられる。
冒頭に書いたような文とキャラで、最後まで全力を尽くすことから逃げてるんだろうなぁ。

夢を実現させたいなら、これを捨てねばならん。

最近特に仲良くさせてもらってる人は反骨精神が強くて、また先日一緒に走った若者は若くして代表取締役の肩書を持っていたが、彼も反骨精神に溢れていた。
夢を叶えられる人はこういう人々なんだろう。

拙者が持つ自己批判精神は、自分の非を素直に認められたり、反省できたり、人間関係においてはメリットを発揮したりするのだが、こと夢を追うに際しては、足が鈍るんだよな。
ダメな理由なんて、いっぱいいっぱいいっぱい見つかるからなぁ。

自己憐憫をやめよう。
ダメな奴なんですごめんなさい、で終わらせぬ。
なにくそ! と反骨精神を発揮せよ。
しんどくても全力を尽くせ!
小説家が小説書けないなら死ね!

以上。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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