願わくばいち参加者として楽しみたかったな。
20人でのBBQが実施され、その幹事だったのだ。
プレッシャーを味わいつつ事前準備をし、当日も準備・調理に奔走し、翌日にまで疲れが残った。
しかし、文句などない。自分がやると言った企画だ。
さらには、ワイワイと楽しんでもらえたし、動いてくれる人が多かったし、感謝の念を抱いている。
協働を通じて友情が深まるBBQの良さを改めて思い知った。

次からもBBQを頑張るために、準備の大変さとその他申し送り事項をここに記す。

2023年5月28日(日)、Kyoto Hash House Harriers #131 “P9 BBQ Trail” が実施された。
これは京都ハッシュと呼ばれる走ってからビールを飲む会の131回目。
幹事(Hareと呼ばれる)が当番制で、走るコースづくりと飲み会場の選定が順番で回ってくる。
この度拙者にHare役が回ってきた。5月は良い季節なのでBBQの実施を提案したのだ。
この段階では集まるメンバーは10人~15人くらいかなぁと目算していた。

電灯を作る

最初に準備したのは、電灯だ。
京都ハッシュは日曜日の15:30にRUNスタートと決まっているので、飲み会のスタートは18:00頃になる。
今頃は日が長いけれど、日没後も飲み会が続く。よって、野外の電灯が必要だ。
というわけで、部材を買ってきて結線した。

電気工事士の資格は地味に役立つ。

台を作る

BBQをスムーズにするためには、テーブルや作業台が多いのが良い。飲み物や備品を1箇所に集めておきたい。
だから台を作った。

微妙に余っていた2×4材を、絶妙に組み合わせ足にした。

あとは、板を置くだけ。

作業スペースが増えると、作業効率が上がる。

BBQコンロを組む

開催日が迫ってくると、15人では留まらないことが分かってきた。
手持ちの七輪と小さなBBQコンロを合わせると8人くらいには対応できるが、流石に20人に対応しようと思うとクレームの嵐だろう。「肉が遅いぞ」という声が聞こえる。
ゆえに、新たにBBQコンロが必要だ。

考え方としては、庭なので持ち運びができなくても良い。
U字溝が第一候補だったが、ブロックやレンガで組む方が汎用性が高いと判断した。

でも、買うのと運ぶのが大変。

ブロックを2つ同時に運んだら、腰がギックリきた。
ブロック職人さんに敬意を感じた。

オシャレさのない無骨なBBQ台になった。

ビールサーバーレンタル

そもそもハッシュはビール好きが多いし、BBQにはビールだし、人数が集まったときはビールサーバーがあったほうがゴミが出なくて良い。
近所に酒屋さんがあって、ビール20リットルとサーバーのレンタルをお願いした。
とても親切にしてもらい、アウトドア用のイスまで貸してもらった。

個人商店の良さを実感。

会場整備

BBQ会場の屋敷は、スペースが多くて多人数を収容できるのだが、できるだけ1箇所にまとまったほうが楽しいので、メイン会場の庭を広く使えるように頑張った。
草刈りとか、木っ端の整理。
実施前日に腕が痛くなるまで草刈り機を振った。

しかし、その頑張りが報われなかったりするのを後で書く。

買い出し

買い出しには頭を悩ませた。なぜなら人数が確定しないから。
ハッシュへの参加とBBQへの参加は別だし、当日になっても正確なカウントができない状況。
とにかく、肉5kgと焼きそばと前菜的なおかずを用意することにした。そしてお茶と水と炭酸。
スーパーカブで2往復せざる負えなかったせいで、参加できなかった盆踊りがある。

当日

当日は走るコースを書き(9km走る)、枝豆を茹でたりキャベツを刻んだりし、ビールを会場で接続し、日除けのタープを立てる。
これらの事前準備でHasherを迎えたのである。

よく晴れた日差しの下、2人3人とランニングウェアの人達が集まり、蓋を開けてみると、23人+子ども2人+1羽が集まり、遠くは青森県の三沢市、近くに住むベトナム人、人懐っこいハトまでやってきた。

こうして宴が始まるのである。

残念ながら3名はRunだけで帰ったので、20人+子ども2人+ハト1匹がBBQに参加。
その盛り上がりについては、語らなくても分かるくらい宴。
仲間と走って、ビール飲んで、炎があって、肉焼いて、サーバーからビールをどんどん注げる。スピーカーからは音楽、自然と会話がはずみ、ハトが肩に乗ってくる。

ひたすら肉を焼いてくれる人、ビールをサーブしてくれる人、音楽を流してくれる人など、協働が生まれていた。
拙者にとっては意外な人がその役割を担い、『この人は動いてくれる人だから大丈夫』と目論んでいた人が、楽しむ側に回っていたりして、余力があって、良いコミュニティだと感心しながら、拙者は焼きそばを焼いていた。
Haerの当番制で、みんなが鍛えられてるのかもしれんね。
みんなが楽しんでくれて、動いてくれて、感謝。

イスが足りないと思っていたけど、ほとんど立食パーティーで楽しんでくれていた。
残念だったのは、頑張って草刈りしたブルーベリーの西エリアがぜんぜん使われなかった点。イスとテーブルとランタンを配置してたのになぁぁ。

ビールサーバーの台がちょっと低いかと思っていたけど、めちゃめちゃちょうど良い高さだったみたい。

宴は20時までと公言してたのだが、21時までやってしまった。
肉も焼き終え、ビールを空にし、ちょうど終宴がやってきた。

拙者は事前準備からの疲れが翌日になっても抜けず、社交ダンスのレッスンを休むほどダメージを受けたが、みんなから感謝されているし、電灯の下のみんなの笑顔がオレンジ色に輝いていたし、また次も楽しみだ。
良い仲間がいるし、良い仲間であろうと思う。

京都ハッシュ

結びにあたり、京都ハッシュのメンバー募集を書いておく。
月に1回、京都(およびその付近)のどこかの駅に集まって、鬼ごっこ的なランニングしてからビールを飲んで、さらに飲み会をして人生を楽しんでいる。
日曜日の15:00~15:30の間に集合と決まってるけど、日にちはフレキシブル。
集合場所はHaer(これは野ウサギの意味)が決める。
参加費は500円で、走った後の缶ビール1缶付き。
走る距離もHaerが決めるけど、5km~8kmというところ。歩く人も多い。
荷物は預けておける。
Haerが道につけた足跡を猟犬が追跡するという想定。「ONON!」と道を教え合う。

気に入ってる点は、
・色んな道をゲーム的に走れるので飽きない
・自動的に飲み会の予定が入る
・シンプルな道具しか使わないのに楽しい
・協働の精神があるので参加費が安い
・走ってる間に小さな仲間意識が醸成されて飲む時に愉快
という感じ。

ビールが好きな人、好奇心旺盛な人が向いてるかな。
万人にはオススメしないけど、ビールが飲める人は1度は参加してほしいところだ。
その都度払いで入会とか脱退とかないサッパリした会なので何も心配いらない。
むしろ宣伝費用が出ず、口コミで広げるしかない知る人ぞ知るサークルである。

というわけで、疲れたけれど、BBQはまだまだできそうだ。
ビールサーバーを借りれる規模でやりたいなぁ。
またよろしく!

以上

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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