「この夏の目標は何?」
と、聞かれたのだけど、答えに窮した。
そういえば去年は1駅分泳ぐことを目論んでいたし、実際3km泳いだ。
今年は夏の目標はないのか? 実はあるのか? と考えてみる。

「ないよ」というのであれば、それは今年の抱負が「他力本願」だからだ。
自分で自分を喜ばすのをやめにして、人に楽しませてもらうことを念頭に置いている。
ブログに何度か書いたが、この歳になると自分を喜ばせるのがめんどくさくなり、行動力が落ちてくる。気力の低下とも言えるし、達観とも言える。
拙者の周りにはコミュニティを運営・維持してくれる人がいるので、その人達に認めてもらえさえすれば、良いペースで予定が埋まるのだ。
拙者は充分に良い人であるし、たまにクレイジーなところも魅力であるし、穏やかさこそ幸せの証だと思って生きておるし、人間関係のトラブルはあまり起こさない。あるとすればもらい事故(笑)
だから他力本願は十分に機能している。耐熱マラソンのチームに入れてもらったり、花火大会を湖上から見ないかと言われたり。自ら頑張って人生を充実させなくても良い。

もちろん、楽しませてもらうだけではなく、拙者の出番がきたら全力で喜ばす側に回る。自分のためではなくみんなのために。
これは自分で自分を喜ばせるよりも、幸せなことである。

最初に戻って、目標は? 「あるよ」と答えるとすれば、地味な生活の中にある。
「脱プラごみ生活」や「持続可能な生活」をどう構築するかを探求している。

例えば、庭になってた梅で梅干しを漬けた。ほったらかしだとゴミになったものが食べ物になった。
玉子は直売所まで行って買うようになった。
プラ包装を避けた結果、お米は玄米を買うようになった。ぬかが出るので、ぬか漬けをするようになった。
かつお節を削って出汁をひいている。
家庭菜園は下手だが、キュウリはたまに食べれるし、バジルも採っている。
勝手に生えてくるシソを醤油に漬けておき、それを醤油のかわりに使うと風味が良くなることも判明した。
自分が出す糞や尿を畑の肥料にするにはどうしたら良いかとも考えている。

このように、生活者としてレベルを上げているのだ。
「脱プラごみ」を目標として、そのための生活スタイルや購買行動を再構築している。
以前よりも生活がカッコよくなった。

もちろん、妥協もしている。例えば外出先でペットボトルのドリンクを買ったり。肉や魚を買うときのポリ袋はOKにしていたり。
まだまだだが、できることを続けて、さらに増やしていくのが大事。
社会もちょっと変えないといけない。

こういった生活の改善は楽しいイベントと違って地味なので、なかなかブログの記事にしにくいのだが、だからこそ筆力が問われるし、積極的に記事にしたほうがいいかな。
梅干し作りをドラマティックに書いてみせよう、シソを醤油につけるだけの記事を大変困難な様子で書いてみせよう。
このあたりを夏の目標として掲げたい。

要するに、大きな目標は特にない。

以上。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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