去年(2022)の秋から念願だったにわとりの孵化に成功した。
「誕生日、おめでとう、わーい!」と喜びに浸れたのはいっときで、暗中模索が続くばかり。
喜びどころか死なしてしまう不安が増えた。
実は失敗もしていて、弱々しいヒヨコになってしまった。
すぐに悲しい報告をせねばならんかもしれんので、記事にするのが憚られる。
だけど人生初のことなので、気持ちを書いておきたい。

にわとりの孵化にチャレンジした動機は、そこそこ広い庭がある家を借りたのがきっかけで、「草刈りめんどくせえなぁ、にわとりを飼ったら勝手に除草してくれるんじゃないか?」と思ったから。
にわとりを飼うのが目的であれば、成鳥になったにわとりを買ってくれば済むのに、孵化にトキメキを抱いてしまった。
卵からヒヨコが生まれるなんて魔法みたーい♪
こうして回り道が始まる。
北海道に行きたいからと、自転車を漕ぎ始めるようなものだ。

ロジックは簡単だ。有精卵を良い温度で一定期間温めればヒヨコが出てくる。
しかし、やってみるとめちゃめちゃ難しい。
なんせ、手作りの孵卵器で挑んだからだ。
俺の技術力なら行けるだろう、住める小屋を作るれるレベルやぞ、と無駄に自信があった。
だけれど、3回も失敗し、部材も買い増し、有精卵を4回買ったわけだ。卵が高騰している時期に。
その上、今回は5個の卵を温めたのが、1つは途中で割れて、2つは孵らず、孵化したのは2匹。同じ条件だったはずなのに孵らない卵があるとは、めちゃめちゃシビアな判定があるようだ。

そして、せっかく孵った最初の1匹は感動のシーンを見逃した上に、殻がひっつき、薄皮がこびりついたままになってしまい、弱々しいヒヨコになってしまった。
その失敗を糧に、2匹目は環境を改善し順調に孵ったが、今後も予期せぬトラブルと、その時の対応を考えると「かわいい、かわいい」などとは言っておれず、命の重みを抱え込むことになった。
死なしてしまうかもしれん。

それと、オスだった場合は絞めないといけないのも気が重い。
心にダメージを受けるんじゃなかろうか。
涙を流しながら、焼き鳥を食べることになるかもしれん。
「煙が目に染みただけさ」と、七輪を煽るんだろうな。

食料としての認識とペットとしての認識は半々で、足を見てはもみじやな、もも肉やな、とも思うし、羽毛がふっくらしてくるとともにお目々もぱっちりとしてきて、ペットとしての可愛さは増してくる。
複雑な心境だ。
いや、それよりもやはり、死なしてしまう恐怖が強い。

孵卵、孵化のやり方については、長文の記事を書こうと思うので、お楽しみに。
ネットの記事ではかなり変な情報が多いので、実際に成功した人の技術をしっかりと書くべきだ。

孵化した子らの成長を祈っているが、もう一度孵卵にもチャレンジさせて欲しい。5つのうち2つしか孵らない理由が知りたい。
今のままでは中途半端な技術という感じがする。
はやく涼しい季節がきて欲しい。

今後はヒヨコ日記の記事が多くなるかもしれませんが、よろしくピヨ。
順調にヒヨコ日記がかけるように、祈っておいて下さい。

以上

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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