「お風呂に入るの面倒くさいなぁ」とおっくうがったのに、いざ入ったらめちゃめちゃ気持ちええ、という時はある?
拙者はない。お風呂は面倒くさくない。
しかし、1年ぶりの盆踊り会はちょっとおっくう。なんせ住まいから70kmの道のりに隔てられているから。
それでもバイクを走らせて、滋賀県高島市に向かうと田園風景に癒やされ、人々の輪に入り高島おどりを踊るとエネルギーがチャージされた。充実。
2度目の参加で分かった事がある。
高島おどりは難しい。
だが、成長期にある盆踊り会なのだと、若者が教えてくれた。
来年はおっくうがらないように、文章を残しておく。

拙者が高島おどりに参加すると関係者の方から「ブログの人ですか?」と言われる。「ああ、はい、すいません」と答える。
昨年初参加した感想をこんな風に(高島おどりを称賛せざる負えない)書いたら、関係者の皆様に回覧していただいたらしい。
拙者もやる気を出すために再読したが、何たる悪文かと思って消したくなった。かたや狂人らしさはにじみ出ているので表現としては正解かもしれんと、自分を慰めた。
とにかく、今回の記事は悪文を修正するとともに、関係者に好かれようとする思いを自制し、自分のための高島おどり必勝法というテイストで書きたい。

必勝法1、アクセス良いのでおっくうがるな

高島おどりが実施されるのは、近江今津駅からすぐ近くの商店街なので、アクセスが良い。新快速がとまる。
また、バイクでも1時間ちょい(渋滞を避けられれば)なので早い。

どれだけ濃密な時間を過ごせるか? という観点で捉えれば、往復2時間くらい使う価値はある。

必勝法2、なかなか憶えられない

2回目ってことで動画を見て予習したのだが、雰囲気しかつかめない。踊りは憶えられず、江頭先生の魅力しか伝わってこない。
また、本番前の事前練習から参加したが、7種類もあるので、分かってきたと思ったらすぐ終わって、本番でもさっき踊ったはずの踊りが全然出てこない。
拙者は盆力を高めているので、見本となる人の後ろに付けば動きをコピーできるのだが、それでも途中で集中力が限界に達する。
1曲あたり30分くらい踊り続けたら体が憶えてくれると思うが、7曲あるので3時間半のトレーニングが必要だ。

自分向けの必勝法としては、
・事前の練習会に一度は参加する
・曲と特徴を憶えて、当日の休憩時間に自主トレする
・何曲かは諦める
かな。

今はまだ踊りに集中せねばならず、掛け声を出したり、周りの人と目を合わす余裕がない。戦力になれていない。

必勝法3、曲と特徴

とにかく曲と特徴を覚えよう。

今津高島音頭

踊り:これは難しくない。4種類のポーズをキメていく感じ。

曲:(後日追記します)

中庄本調子

踊り:網を引く動作が特徴的。

曲:(後日)

朽木やっさ音頭(市場)

踊り:3拍が連続する。

曲:(後日)

新旭高島ふるさと音頭

踊り:手をくるくるする(毛糸を巻き取るような)動き

曲:(後日)

朽木針畑音頭

踊り:行ったり来たりして位置が変わらない。

曲:(後日)

諏訪神社奉納踊り

踊り:手をハの字に開くのが2回連続なのが特徴(あたりまえ体操の最後の動き)

曲:(後日)

椋川音頭

踊り:右に何かを飛ばすような動きと、足が右左タンタン動くイメージ。

曲:(後日)

以上7種類。
曲を聞けば、あれかぁと思い浮かべられるようにしたい。

必勝法4、成長を見届けよう

今年は去年よりも参加者が多かったし、見本になる人用のお立ち台が新たに設置されていた。

盆踊りに参加していた若者は、成長途上にある盆踊り会を探すと高島おどりに行き着いたと語っていた。
初参加した時、なんとなしに感じた可能性や躍動を同じように発見した人がいるんだな、と思った。

また、各地を転戦しているガチの盆おどらーも注目しているようで、郡上おどりの愛好者や、兵庫県からの参加者もいた。あと、あの人と、あの人と……。

あるいは、地元の人に話を聞くと、音頭の練習を始めたと言っておられた。

盆踊りは廃れつつもあるし、流行りつつもある。
地域内で小さく行われる盆踊りは高齢化や子どもの少なさなどで年々縮小しているようだが、かたや賑わっている盆踊りはどんどん賑わいを増している。
地域行事としての盆踊りから、よそから人を集める集客コンテンツとしての盆踊りへの転換期にあって、その過程を体現しているのが高島おどりなのかもしれない。
どんな風に成長していくのか、今後も注目せざるおえない。

なんか、元は神奈川県出身で今は千葉県在住の女性がいて、どういうゆかりで高島おどりと縁ができたのかは聞きそびれたが、どうしても雰囲気を味わいたくてわざわざスタッフとして参加しに来たそうだ。
それだけの魅力があるんだろうなぁ。

あとは、我々のようなよそ者が踊り子として成長していけば、次の段階へと上っていくと思うんだよなぁ。
ああ、もっと楽しくなるなんて、鼻血出そう。

だから、おっくうがらず参加せよ。

以上。

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投稿者: 石黒わらじろう

京都の古い民家で暮らしている。 趣味はランニングとブログと盆踊りを含むフォークダンス。 別名義で書いた小説は映画の原作として採用された。 自分で建てた小屋にて暮らしていたことがある強靭な狂人。 地球にも自分にも健康な生活がしたい。

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